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- 通信ソフト『ムーンライト』V1.90 自動通信マクロ - NIFHAND V1.92 -
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- << ユーザのための手引書 >>
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- 92/12/25 PBA02544 横尾 英明
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- この作品を、志半ばでこの世を去った
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- 無二の親友、中川 麻子さんに捧げます。
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- このパッケージは以下のファイルから成っています。
- NIFHAND.DOC (このファイル)
- NIFHAND.GGG (アップロード説明書)
- CONNECT.AUT (オートログイン専用マクロ)
- NIFHAND.AUT (メインのマクロ)
- *.AUT (呼出し用外部マクロ・計23個)
- LOGIN.AUT, LOGOUT.AUT, HP.AUT, DAY.AUT, TIME.AUT,
- SEND.AUT BMAIL.AUT, DDL.AUT, UDL.AUT, BBS.AUT,
- MES.AUT, ABM.AUT, ABLM.AUT, LM.AUT, LIB.AUT,
- FORUM.AUT, AB.AUT, L.AUT, M.AUT, F.AUT,
- RC.AUT, TOROKU.AUT, RM.AUT,
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- -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-= <<目 次>> =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
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- 【1.はじめに】
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- 【2.準備】
- 0.説明書について
- 1.通信ソフト本体の準備
- 2.起動方法
- 3.B-Plusプロトコルの準備
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- 【3.オートログインの実際】
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- 【4.オートパイロットの実践】
- 0.基本的ルール
- 1.個人情報の設定
- 2.オートログイン & 電子メール受信 & 今週のお知らせなど(LOGIN.AUT)
- 3.フォーラムの巡回 (FORUM.AUT,MES.AUT,LIB.AUT,ABM.AUT,LM.AUT,ABLM.AUT)
- 4.ホームパーティに行く (HP.AUT)
- 5.各種ファイルの送信 (SEND.AUT, BMAIL.AUT)
- 6.データライブラリのダウンロード (DDL.AUT)
- 7.BBSの巡回 (BBS.AUT)
- 8.データライブラリへのアップロード (UDL.AUT)
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- 【5.一ランク上の NIFHAND の使い方】
- 0.すばやく送信する
- 1.いきなりエディタを起動させる
- 2.会議室登録、未読処理を行う
- 3.PFキー(Fキー)の11以降のキー割当て (LOGIN.AUT)
- 4.フォーラムへの自動入会 (F.AUT)
- 5.漢字コード (LOGIN.AUT)
- 6.会議室巡回の高度な使い方 (M.AUT)
- 7.プロフィール参照&変更 (NIFHAND.AUT)
- 8.その日の行事・予定を表示させる (DAY.AUT)
- 9.エグゼクティブオプションの設定
- 10.巡回曜日指定の詳細
- 11.困った時の対処方法
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- 【6.使用条件】
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- 【7.謝辞】
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- -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
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- 【1.はじめに】
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- ムーンライトの機能が大幅にアップし、これを生かしきったマクロを書いてみた
- ら前作とはだいぶ使い勝手の異なる作品に仕上がりました。前作よりもサポート
- した機能が若干減りましたが、身軽になった分、説明書もいくらかは分かりやす
- く書けたのではないかと思っています。前作共々宜しくお願いします。
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- 【2.準備】
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- 0.説明書について
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- ユーザに読んでもらいたいファイルは NIFHAND.GGG(アップロード説明書)、
- NIFHAND.DOC(このファイル)、NIFHAND.AUT(メインとなるマクロ)の三つです。
- 当然、通信ソフト本体に付属の説明書も座右に置いてください。
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- 1.通信ソフト本体の準備
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- 通信ソフト『ムーンライト』(以下MLとします)V1.90 を用意してください。
- (V1.81a以前ではこのマクロは動作しません)FGALTM,FFMUSERなどにあります。
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- 2.起動方法
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- 環境変数 BBSLOG, TERM を各自の環境に合わせてAUTOEXEC.BATの中に設定します。
- 以下はその例です。前者は通信中に送受信するファイルを格納する場所で、後者
- は自動通信プログラム(*.AUT のファイルのこと)を収めておく場所です。
- AUTOEXEC.BAT
- ・・・
- bbslog=a:\log
- term=a:\aut
- ・・・
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- また、MLの起動のために次のようなバッチファイルを作ると便利です。
- C.BAT M.BAT
- a: a:
- cd\ml cd\ml
- ml.exe a:\aut\NIFHAND.aut ml.exe a:\aut\connect.aut
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- 3.B-Plusプロトコルの準備
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- BPLUSプロトコル送受信用プログラムBPL.EXE(フィンローダさん作)を用意してく
- ださい。FPRGなどにあります。そして、BPL.EXE をパスの通ったところに置いて
- ください。前作のようなバッチファイルの準備は不要です。
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- 【3.オートログインの実際 --- まずは通信に慣れることから --- 】
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- CONNECT.AUT の中身を覗いてください。これを各自の環境に合わせて書き換えて
- もらいます。まず、一番上のところに、自分のID、近くのアクセスポイントの
- 電話番号、パスワードなどを例にならって書き換えてください。モデムコマンド
- がよくわからなかったら各自のモデムのマニュアル及びFGALWTのLIBに
- アップされているモデムの設定に関する資料も参考にするといいと思います。
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- じつはこれだけでNIFTY-Serve にオートログインできます。上で例示したバッチ
- ファイル C.BAT をC(リターン)として実行します。あるいはMLを立ち上げて、F6
- (PF6)を押して、 メッセージウィンドウが現れたら、CONNECT(リターン)と入力し
- て下さい。 これでNIFTY-Serveに接続する作業はマクロがすべて代行してくれま
- す。
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- 通信は初めてという人はさっそく、GO HOWTO, GO GOLIST, GO FLIST などと入力
- して、NIFTY-Serveの使い方に関する情報を集めてください。そしてOFFと入力し
- てひとまず回線を切ってください。あなたがいま集めてきた情報は、ログファイ
- ルとなって自動的に保存されていたのでした(ファイル名は年-月-日.LOG)。情報
- を集めるだけ集めておいて回線を切ってからゆっくり読むのが時間とお金の節約
- の秘訣です。
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- 【4.オートパイロットの実践】
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- 気に入ったフォーラムが見つかったら、これからは頻繁にそこにアクセスするこ
- とになりますね。ですがいつもやる作業をいちいち入力していたら面倒だし無駄
- だし、あまりいいことはありませんね。そこでここから本格的な自動通信(オー
- トパイロット)の出番です。
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- まず、NIFHAND.AUT を覗いてみてください。なにやらいろいろゴチャゴチャ書い
- てありますけど、これらが一連の作業を代行してくれます。コメント文として書
- いてある説明書きに従ってあなたの好きなように書き換えてください。基本は、
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- 1. 全体を制御するメインルーチン
- 2. ユーザが好みによって設定する書換えルーチン
- 3. 適宜呼び出されて実行される外部マクロ
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- の3段構成です。これらを設定しておくことによってユーザの手を煩わせること
- なく、自動で通信を行ってくれます。
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- それではここからはNIFHAND.AUTでできることを説明していきます。 書換えが必
- 要なものはNIFHAND.AUTだけで、ほかは特にいじるところはありません。() 括弧
- 内に書いてある*.AUT というファイルはその機能を使う時に呼び出される外部マ
- クロです。いろいろ細かすぎるくらいに説明を書いていますが、ほとんど統一し
- た形になっていますので、慣れれば問題なく操作できるようになると思います。
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- 0.基本的ルール
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- 上でも書きましたが、メインルーチンが全体を取り仕切ります。ということで使
- わない機能はメインルーチンの行頭に ";"(セミコロン)をつけるとその機能は
- ないものとしてスキップされます。書き換えルーチンにいろいろ設定がしたまま
- になっていてもこれによってそれらは読まれることがありませんので、電子メー
- ル送信や、会議室での発言、といった機能を使わない時は行頭にセミコロンを付
- けておいてください。メインルーチンの記述の順序によって自動通信が実行され
- ます。
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- またNIFHAND.AUT を使うと、通信中に受信した情報 (ログといいます) を自動的
- に切り分けてくれます。
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- 「自分はこんな機能、絶対に使わない」(例えばデータライブラリへの アップロードetc. )
- というものがありましたら、NIFHAND.AUT のその部分をそっくり削除して下さっ
- て構いません。ついでにメインルーチンも取ってしまいましょう。だいぶ身軽に
- することができます。このようにしても動作には全く影響はありません。もう充
- 分に使い方も覚えたと言うのなら、コメント文も削除した方がすっきりするでし
- ょう。そうする際はバックアップをとっておくと安心です。
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- 1.個人情報の設定
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- NIFHAND.AUT の一番下に、ユーザ個人の情報を設定する場所があるので、まずは
- ここから設定してください。
- ここで従来と大きく違うのは、送受信するファイルを入れておくディレクトリを
- NIFHANDの中で設定するところです。これは環境変数BBSLOGよりも優先するので、
- これを設定すれば環境変数BBSLOGは不要となります。
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- $100="G:\\S\\" ;送受信ファイルを格納するドライブ&ディレクトリ(末尾に"\\"つけて!)
-
- コメントにも付けてあるとおり、ディレクトリの階層を仕切る "\"記号はMLの
- 仕様上、二つ重ねて記述してください。
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- 2.オートログイン & 電子メール受信 & 今週のお知らせなど(LOGIN.AUT)
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- NIFTY-Serve への接続と電子メールが届いていたらそれを受信し、¥MAILと
- いうディレクトリ下に出力します。もし届いていなければ素通りします。
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- 今週のお知らせは、NIFHAND.AUTの一番下の所に好きな巡回日を書いておくと、そ
- の曜日にアクセスした時自動的にダウンロードし、¥ANNというディレクトリ
- 下にログが切り分けられます。
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- ;$170="火" ;今週のお知らせの巡回日指定(曜日 or 偶・奇 or 日付)
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- 電子メールの受信の時、稀にバイナリメールが送られてくることがあります。こ
- れは普通のメールのようには表示することが出来ないので、ユーザに入力を求め
- るメッセージウィンドウがオープンします。慌てずに指示に従ってキー入力して
- 下さい。特に、受信ログの中からダウンロードファイル名を検出しようとマクロ
- が働きます。うまく検出できるとメッセージを出して取得文字列を表示します。
- このとき、バイナリメールの題名がそのままファイル名になっていればファイル
- 名の自動指定を選択することが出来るのですが、ときには普通の日本語のしかも
- かなり長い題名が付いていることがあります。そんなときは半自動もしくは手動
- による入力を行う必要があります。これもメッセージウィンドウがさらにまたオ
- ープンして方法を指示してくれますので、困るようなことはないでしょう。なお、
- 半自動とはファイル名は自動で付けてくれるのですが、拡張子全てユーザによる
- 入力です。ダウンされたバイナリメールはユーザが設定した送受信ファイルを格
- 納するディレクトリ内に保存されます。
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- クリッピングサービスのキーワード設定は NIFHANDでは出来ません。申し訳あり
- ませんが、GO CLIP として、ユーザが各自、設定してください。そんな時、個人
- 情報の設定のところで、NIFHANDを運転中に一時停止させる機能がありますので、
- 活用してください。
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- 3.フォーラムの巡回 (FORUM.AUT,MES.AUT,LIB.AUT,ABM.AUT,LM.AUT,ABLM.AUT)
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- これにはいろいろなバリエーションを設けてありますが、下で書いたような規則
- に従って命名してあるので容易に理解できると思います。
-
- A:お知らせ B:掲示板 L:データライブラリ M:電子会議室 の略です。
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- "DO MES" ==> M のみ
- "DO LIB" ==> L のみ
- "DO LM" ==> L + M
- "DO ABM" ==> A + B + M
- "DO ABLM" ==> A + B + L + M
- "DO FORUM" ==> 起動後に上の5つの中から選択可
-
- フォーラムによっては電子会議室がメインであったり、データライブラリがメイ
- ンであったり、あるいはお知らせや掲示板にだいじな情報がよく掲載されるとこ
- ろがあったりと、多種多様な性格を持っています。これらに効率よく対応するた
- めに、 全部で5つの選択肢を設けました。"DO FORUM" としておくとメッセージ
- が表示されて、その場で5つの中から選ぶことが出来ます。あるいはこの日はこ
- のフォーラムに行くのをやめる、という選択も出来ます。フォーラムの性格に合
- わせて上手に使い分けて下さい。
-
- 巡回したフォーラムで集めてきた情報(これをログといいます)は、自動で切り分
- けられ、参照結果はフォーラム名と同じ名称のディレクトリ下に出力されます。
- "OOoo" はその時の年月で "**" は、会議室(orDL)番号です。
-
- お知らせは "ANN.LOG"
- 掲示板は "BULOOoo.LOG"
- 会議室は "M**OOoo.LOG"
- DL一覧表は "LIB**.DAT"
- 補足説明書は "LIBOOoo.LOG" という名称になります。
-
- また巡回するフォーラムをその日ごとに変えるという機能も盛り込みました。こ
- れにより、もともと情報数が少ないところなのに毎回毎回アクセスするたびに回
- ってしまい、時間の無駄だ、と嘆くことがなくなるでしょう。
-
- 使用法はNIFHAND.AUTの所定の場所($62)に以下ののような設定をするだけです。
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- 漢字一文字で曜日名(月・火~日) ==> その曜日だけ巡回します
- 漢字一文字で偶、奇 ==> 偶数日、奇数日だけ巡回
- 日付(3, 15, 30, etc.) ==> その日だけ巡回
-
- なお省略値は "毎回巡回" です。詳細は本書5.10をご覧下さい。
-
- フォーラム名 ($60="OOOO") は必ず大文字で記述して下さい。複数の GO コマン
- ドが使える場合 (例:FFM2=FFMPRO ) も少し注意が必要です。いずれも会議室の
- ログの切り分けの際に問題になります。要は MREコマンドを送信した時に現れる
-
- - FFMPRO MES( 2): ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ -
- ↑コレノコト
- この会議室の仕切りに書かれているフォーラム名をそのまま "$60"に使ってほし
- いということです。
-
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- 4.ホームパーティに行く (HP.AUT)
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- ホームパーティ(HP)とは、ユーザが特別に場所を設けて、特定の人だけがそこ
- に出入りしておしゃべりを楽しんだり、情報交換したりするものです。これに参
- 加するにはパスワードが必要で、 これによって参加者を限定しています。 もし
- HPに参加するような機会がありましたら、この機能によって簡単に発言したり、
- 他の参加者の発言を読むことができます。ログは¥HPというディレクトリ下に
- ID名と同名のファイル名で保存されます。巡回日の指定はフォーラムのところ
- と同じです。
-
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- 5.各種ファイルの送信 (SEND.AUT, BMAIL.AUT)
-
- 送信ファイルををあらかじめ書いておいて、NIFTY-Serve に接続した時に一気に
- 送ることをアップロードと言います。回線を接続してからその場で書くことも出
- 来るのですが、その間も刻々と時間は流れ、料金がかさんでいくのでお薦めでき
- るものではありません。是非ともこの機能を使ってファイルを送信して下さい。
- 初めは自分に電子メールを出して送受信する練習をしてみるものいい方法です。
-
- SEND.AUTで扱えるファイルの送信は以下の通りです。(カッコ内は宣言コマンド)
-
- 電子メール (MAIL)
- フォーラムの会議室 (SMES)
- SYSOP宛メール (SYM)
- フォーラム内掲示板 (BUL)
- ホームパーティ (HP)
- センター宛メール (CENTER)
-
- いずれも送信するファイルの先頭に埋め込みコマンドを設定します。設定方法は、
- NIFHAND.AUT にコメントとして書いてある通りで、大体以下のような要領です。
-
- 1. まず、どこに送りたいのかを宣言するコマンドを記述する
- 2. 次に、通常の方法で送信する時に入力を求められる順で、コマンドを記述する
-
- BMAIL.AUT で扱うファイルの送信はバイナリメールです。バイナリメールはその
- 性格上、埋め込みコマンドが使えませんので、別扱いです。こちらもコメントに
- 従って記述してください。
-
- ;CALL SEND ;ファイルの送信(メール, 会議室, HP, センター宛メール, SYSOP宛メール)
- ;CALL SBM1 ;バイナリメール送信
-
- の行頭のセミコロンを外して、 PROC SEND(SBM1) ~ ENDPROC の中をを自由に
- 書き換えて下さい。
-
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- 6.データライブラリのダウンロード (DDL.AUT)
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- パソコン通信の魅力として多くの人が挙げるフリーソフトウェアの宝庫がデータ
- ライブラリです。これを簡便に効率よくダウンロードするためにこの機能を使い
- ます。あらかじめマクロに設定しておくとその通りに従って素早くダウンロード
- してくれますが、全く設定をしてなくても必要なところをユーザが通信中に入力
- すれば、ユーザをアシストするようにマクロが機能してくれます。フォーラム巡
- 回のところで見つけておいたものをこれで一気にダウンロードなんていう使い方
- も出来ます。また、フォーラムの巡回のところでも同様なものがあります。違い
- はあらかじめ設定でき、なおかつ曜日の指定に支配されないということです。お
- 好きな方をどうぞ。メインルーチンの
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- ;CALL DDL1 ;データライブラリのダウンロード (Down, Data Library)
-
- の行頭のセミコロンを外して、 PROC DDL1 ~ ENDPROC の中をを自由に書き換え
- て下さい。
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- 7.BBSの巡回 (BBS.AUT)
-
- BBSとはみんなの掲示板であり、誰もが読んだり書き込んだり出来るものです。
- 参照結果は¥BBSというディレクトリ下に出力されます。
- メインルーチンの
-
- ;DO BBS ;BBSの巡回
-
- という一文の行頭のセミコロンを外せば実行されます。
-
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- 8.データライブラリへのアップロード (UDL.AUT)
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- これは通常は使うことがないでしょうが、それでも未来のフリーソフトウェア作
- 家の皆さんのために付けておきます。データライブラリへのアップロードの際、
- その場で検索キーを入力するというのはなかなか思いつかなくて、結構慌てるも
- のです。というわけで、その場でまごつく心配がなく、使ってみるとなかなか快
- 適なものです。メインルーチンの
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- ;CALL UDL1 ;データライブラリへのアップロード (Up, Data Library)
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- の行頭のセミコロンを外して、 PROC UDL1 ~ ENDPROC の中をを自由に書き換え
- て下さい。
-
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- 【5.一ランク上の NIFHAND の使い方】
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- ここからは使い慣れてきた人たちのための一歩進んだお話です。とはいってもそ
- んなに難しいことは書いてなくて、何度かNIFHAND を使っていくうちにここに書
- いてあることもご理解いただけるようになるのではないかと思います。
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- 1.いきなりエディタを起動させる
-
- ML起動時にいきなり NIFHAND.AUT をお手持ちのエディタに表示させて書き換
- えるということができます。そうしたい時は、以下のようなバッチファイルを作
- る必要があります。エディタを終了するとそのまま通信に入ります。
- K.BAT
- a:
- cd\vz
- vz.exe a:\aut\NIFHAND.aut
- cd\ml
- ml.exe a:\aut\NIFHAND.aut
-
-
- 2.会議室登録、未読処理を行う
-
- 電子会議室では、ユーザにとって不要な会議室を巡回する際にスキップしてしま
- ったり、未読分を処理してしまうことが出来ます。これらをマクロでやることが
- できます。以下のような一文をフォーラム巡回のところに書き加えてください。
-
- PROC FHANDF
- $60="FHAND"
- $62="毎"
- $63="RC" ;$63="RC" ;未読処理
- ENDPROC ;$64="TOROKU" ;会議室登録
-
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- 3.PFキー(Fキー)の11以降のキー割当て (LOGIN.AUT)
-
- ここには好きなものを割り当てて使うことができますが、ひとつのアイデアとし
- て、F11にはマクロを書き換えるためのバッチファイルを指定しておくことが
- できます。これは不測の事態が発生して、マクロが止まってしまっても通信中に
- 現在実行中のマクロを呼び出して書き換えてしまうというものです。もう必要な
- い部分は
-
- ;CALL SM1
-
- こんな感じになりますね。書き換えたらプロンプト( ">" または "OOO>" で
- ":" は不可)の入力待ちのところから再スタートさせます。これによって通信
- を続行させることができるでしょう。なお再スタートの際、ログインの手続きを
- スキップしますか? と聞いてくるので当然スキップしましょう。
-
- マクロにはデフォルトで11のキーに "N.BAT"というものを組んであります。で
- すからN.BAT というものを作ってパスの通ったところに置いておいてください。
- 但し、空きメモリの大きさに注意してください。
-
- N.BAT
- a:
- cd\vz
- vz.exe a:\aut\NIFHAND.aut
- こんな感じになります。
-
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- 4.フォーラムへの自動入会 (F.AUT)
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- NIFHAND.AUT で設定したハンドルが入会手続きの時に使われます。ここを空欄の
- ままにしておくと、フォーラムには実名登録されます。その後、会議室登録と会
- 議室の未読分の処理を続けて行いますので、メッセージに従って入力してくださ
- い。その後は普通の通信に戻ります。
-
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- 5.漢字コード (LOGIN.AUT)
-
- デフォルトではシフトJISになっています。 これを書き直すには LOGIN.AUT
- のファイルを覗いてください。140行と730行あたりに結構目立つようにコメント
- を付けておきました。必要に応じて書き換えてください。(2か所だよ)
-
-
- 6.会議室巡回の高度な使い方 (M.AUT)
-
- 未読発言が一定以上(マクロには "100" と設定してあります) だと未読処理を呼
- び出すかどうかを、 さらに多いと (マクロには "200" と設定してあります) 会
- 議室登録を行うかどうかをマクロが聞いてきます。 逆に一定以下 (マクロには
- "3" と設定してあります)だとその日はダウンロードせずにスキップするという
- 機能も付いています。 上記の設定値はいずれもユーザが変更可能です。M.AUTの
- 一番上をご覧ください。
-
-
- 7.プロフィール参照&変更 (NIFHAND.AUT)
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- NIFHAND.AUT の個人情報の設定のところに、$300から続けてIDを書き込んでお
- くとそのIDの人のプロフィールが参照され、その結果が¥ANNというディレ
- クトリ下に PROF.LOG というファイル名で出力されます。
- 例:$300="PBA02544"
- $301="SDI00528"
- また、自分のプロフィールを書き換えたい時は $130 にプロフィールを書いたフ
- ァイル名を指定してこれも NIFHAND.AUT の個人情報の設定のところに
- $130="MYPROF.DOC"
- というように記述しておきます。なお、いずれも設定しておかなければ実行され
- ることはありません。
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- 8.その日の行事・予定を表示させる (DAY.AUT)
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- DAY.AUT の中身を設定しておくと、ちょうどその日にアクセスするとメッセージ
- が表示されます。例に倣って書き換えてみてください。この機能を使わない時は
- LOGIN.AUTの 612行 あたりの "DO DAY" の行頭にセミコロンを付けてください。
-
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- 9.エグゼクティブオプションの設定
-
- このほど、エグゼクティブオプションが身近なものとなりました。ということで
- 同オプションを設定した方だけが利用できる機能をマクロからも使えるようにし
- ました。NIFHAND.AUT の個人情報の設定のところの
-
- ;$110="EO"
-
- の行頭のセミコロンを外すだけです。一度やったらまたセミコロンの中に入れる
- か、削除して下さい。
-
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- 10.巡回曜日指定の詳細
-
- 巡回曜日指定機能をうまく利用すると、大幅に課金を節約することができます。
- その指定方法の詳細をここに記しておきます。
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- 毎 ----------------------------- アクセスするたびに巡回・・(毎日)
- 偶・奇 -------------------------- 偶数日または奇数日に巡回(隔日)
- 日・月・火・水・木・金・土 ----------- その曜日のみに巡回・・・・・・(週1回)
- 半角数字(1~31) -------------- その日付のみに巡回・・・・・・(月1回)
- 全角数字(3・5・10・14のみ) -- その数字で割り切れる日のみ巡回
- 即ち、3:3・6・9・12日~・・(3日おき)
- 5:5・10・15日~・・・(5日おき)
- 10:10・20・30日・・・・(10日おき)
- 14:14・28日・・・・・・・(隔週)
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- 巡回曜日指定部分を空欄にしておくと、原則として "毎" を指定したのと同じに
- なりますが、特殊な機能(今週のお知らせ、クリッピングサービス、課金情報)
- のところでは、スキップされるようになっています。
-
-
- 11.困った時の対処方法
-
- (1)B-Plusプロトコルの為の BPL.EXE(あるいはその同等品)をそもそも用
- 意しないでB-Plusプロトコルを起動してしまった場合、ダウンロード
- は絶対にできないので、ブレーク信号を送ってホスト側のB-Plusプロ
- トコルを停止させます。(CTRL+A として B のキーを押す)
- そのままダウンロードしたい時はML内蔵のX-MODEMを使ってくださ
- い。つまり、本マクロは停止させてダウンロードを行ってください。
-
- (2)もう既に送信済のファイルの設定を解除しておかなかったために再び送信が
- 始まってしまった場合、ファイルの末尾を"/POST" としてあったら、これは
- 強制的にNIFHAND を止めるしかありません。末尾を "/E" としてあれば、
-
- 送信 (1.送信する 2.しない)
- :
-
- と現れたところで、F10(PF10)をすぐに押してマクロを停止させま
- す。そして手で "2"を入力して、また再びF10(PF10)をすぐに押し
- てマクロを再開させます。多少タコがでるかもしれませんが、これでなんと
- か回避できるはず?です。
-
-
-
- 【6.使用条件】
-
- これはムーンライトというフリーウェアの通信ソフトがないとどうにもならない
- ものですので、使用上の条件はすべてMLに準ずるものとします。またこのマク
- ロファイルは私をはじめとする有志が作成した著作物ではありますが、オリジナ
- ルのアーカイブに入っているファイルを全てまとめて配布・転載してほしいとい
- う他は特に条件を付けません。もし改造した場合は、実行可能な状態になってい
- れば改造後の配布も自由です。作者の許可などいりません。なお、本プログラム
- の使用により発生した損害について作者は責任を負わないものとします。
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- 【7.謝辞】
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- 前作NIFHAND の作成に際し、NIFTY-ServeのFHAND<障害者フォーラム>の皆さん
- には多大な協力をお寄せ頂きました。新装なったNIFHAND ではFBIO(Bio-net) の
- みなさまにいろいろと御世話になりました。
- そしてMLの作者、K.Yoshiokaさんにも心より感謝申し上げます。
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